2020年3月度
エフエム愛知3月放送番組審議会が、去る3月10日、後藤委員長をはじめ委員4名とエフエム愛知関係者が出席して開かれました。今回は2020年2月27日(木)19:30~19:55に放送された番組「日商エステム presents 平原綾香のハラホロシアター」を試聴し、審議を行いました。


委員からは、「平原綾香さんの声がすごく心地良くて、放送時間も夜の7時半ごろで、ゆったりしている時間帯という事を考えると、時間にも合っているのではないかと思いました。『くつろいでいる雰囲気の中で友人と話す』というのがテーマとなっていて、トークとラジオドラマのパートがありますが、トークの部分については、くつろいでいる雰囲気が出ていて聴きやすかったです。『ここでしか聴けない話』というのが企画の内容に入っていたので、どんな面白い話が出てくるのか、と期待していたんですが、勿論面白い話はたくさんあったのですが、もっと意外性のある話があると良かったです。ラジオドラマはクオリティが高くて、1つの番組の中に、トークとラジオドラマが入っていて、贅沢な番組だと思いました。平原さんの「喋り」と「演技」と「歌」という、耳で聴ける色々なエンターテイメントが詰まっていて、どんどん深みが増していくし、緩急もあって、最終的に、日商エステムさんが提供している意味、という所にも繋がっていて、上手く出来ていると思いました。ラジオドラマは1ヶ月かけて同じゲストで放送していく、という事なので、ぜひ1ヶ月通して聴いてみたいと思いました。」

「前半ゲスト出演していた戸田恵子さんは、ベテランですが一生懸命喋っていらっしゃって、人柄が伝わってきました。色々な話は出てくるんですが、もう1つ、意外性のある話が出てこなかった、と感じました。平原さんのキャラクターもあると思うんですが、話を広げるというよりは、『へぇー』とか『すごい』とか、話を聞いて、そのまま流す、という感じだったので、ゲストの方の話をもっと掘り下げる様なパターンのトークも聴いてみたいと思いました。後半のラジオドラマは、ゲストの咲妃みゆさんの熱演はとても上手で、臨場感があって聴けたなぁと思います。一方で、平原さんの演技はテイストが違って、朗読劇の様な感じで、それはそれで好きな方はいると思いますが、咲妃さんの熱演と、平原さんの朗読劇の様なテイストの演技がピッタリ合っているか、というと、別のパターンもあっても良いのかなと思います。」

「くだけた感じのトーク番組で、気楽にくつろぎながら聴ける番組だと感じました。トーク番組や音楽番組など、気楽に聴ける番組というのは、ラジオとしては絶対に必要なので、良いなぁと思って聴いていたんですけれども、2部構成みたいになっていて、総合的には、すごく変わった番組だなぁと思いました。前半だけだと、非常に平凡な、ラジオ番組としてベーシックな形の番組だと思うんですが、後半にラジオドラマが入っていて、非常に変わった構成で、全体的には興味深く聴けました。前半のトークパートに出ていた戸田恵子さんが、来月にはドラマに出る、と言っていたので、トークとラジオドラマを、同じゲストでやった方が良いのか、それとも違った方が良いのか、という考えはあると思います。どちらが良いのか分からないですけれども、恐らく、今この形でやっているという事は、この方がメリハリがあるとか、前半と後半で変わった印象が与えられるから良い、とか、考えながら作られているんだろうな、と思いました。ただ、ラジオドラマのゲストも、最後にスタジオでまとめトークの様な事をされていたので、そこは前半と後半と、統一感があったのかなと思いました。なかなか興味深く、面白い番組だと思います。」

「番組としては、非常に心地よく聴ける番組だと思います。出演者のお話が上手で、落ち着いていたので、出演するゲストによって違う部分はあるのかもしれませんが、時間帯とか年齢層、ターゲット層、色々な事を加味して、マッチした番組だな、と思いました。戸田さんとのトークが、最初に戸田さんの活動の告知みたいな部分から入って、曲があって、その後のトークにつづいていったのですが、告知部分とその後のトークが逆でも良かったと思いました。リスナーとして、戸田さんの事や舞台の事を知っていれば良いのかもしれませんが、いきなり知らないインフォメーションが出てくると、聴ける人と聴けない人が出てくるのかな、と思ったので、戸田さんの人となりも含めた色々なトークがあってから、番宣や紹介、歌と繋がっていくと良いのかなと思います。話の意外性といったところは、もうちょっとあっても良いのかなと思ったのですが、こういうラジオや、公共の電波を使ったところで、意外性のあるトークというのが言いにくい、出しにくい世の中になっているのか、世の中の流れなど色々とあって、その辺りのさじ加減が難しいと思うんですが、ディレクターなり、現場の人たちが、そういう事を引き出す雰囲気を、意識して作れると、リスナーに伝わるものも違ってくるのかなと思います。なかなか、テレビも含めて見聞きしていると、ここまでは出したいけど出しちゃいけない、という事を抑えながら、色々な人が発言をしている、という傾向が最近は特に多いんじゃないかと思いますので、その辺がもう少し出易くなると良いと思います。ラジオドラマについては、非常に素晴らしいの一言だと思いますので、構成については色々な意見があって良いと思いますけれども、ぜひ続けて欲しいと思います。」

などの意見が出されました。

審議内容は、関係者に伝達し、今後の番組改善の参考としています。

バックナンバー

2024
01月(1) 02月(1)
2023
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2022
02月(2) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2021
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2020
02月(2) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2019
02月(2) 05月(3) 07月(2) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2018
02月(2) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 10月(2) 11月(1)
2017
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2016
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2015
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2014
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2013
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2012
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2011
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2010
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2009
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2008
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2007
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2006
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2005
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2004
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2003
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2002
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 09月(1) 10月(1) 11月(1)
2001
01月(1) 02月(1) 03月(1) 04月(1) 05月(1) 06月(1) 07月(1) 10月(1) 11月(1)
2000
11月(1)