エフエム愛知6月放送番組審議会が、去る10日、田中委員長をはじめ委員5名とエフエム愛知関係者が出席して開かれました。今回は、平成20年5月25日（日）午後7時00分〜午後7時45分にかけて放送された番組「だから歌舞伎はやめられない！〜カブキモノたちの町・中津川〜」を試聴し審議を行いました。委員からは「中津川にこうした文化があるというのがわかったし、リスナーに対しても、身近にあるあまり知られていない文化を伝えられて良かったのではないかと思います。
番組の構成としては川本えこさんのナレーションがすごくクリアーで、聞き取りにくい部分や、少し緩慢になっていたところに、うまい具合にナレーションが入り補足されていて非常に聴きやすく工夫されていたと思います。最終的に「演じる楽しさ」というのがあって、この歌舞伎が伝承されているというのがとてもわかりやすく作られていたと思います。」、「伝統文化が継承されない現在において、これだけ地芝居が根付いている理由は何だろうと思っていたのですが、皆さんが楽しんでいらっしゃるというのが次の世代に繋がっているという点にとても感銘を受けましたし、番組の構成自体も非常にわかりやすかったので、無理なく聴けました。皆さんが楽しんでいる様子がよくわかり、番組も非常に苦労されたんだろうけれど楽しんで作られたんだろうと制作者の思いが伝わってすごく良かったと思います。」、「中部地区にある放送局として中部地区の文化を伝えるという非常に良い役割を持った番組だと思います。こういう番組をもっともっと作ってもらいたいと思いました。どうして中津川が歌舞伎をやっているのか、そもそも歌舞伎のルーツがなぜ中津川にあるのか、というのを詳しく説明してもらえるともっと脈絡がわかるような気がします。」などの意見が出されました。審議内容は、番組関係者に伝達し、今後の番組改善の参考としています。