2014年9月度
エフエム愛知9月放送番組審議会が、去る9月9日、田中委員長をはじめ委員5名とエフエム愛知関係者が出席して開かれました。今回は、平成26年8月23日(土)午前8時00分〜午前8時30分にかけて放送された番組「ダイドー おは・クラ・サタデー with セントラル愛知交響楽団」を試聴し審議を行いました。

委員からは「折り目正しくて、知的な番組ですね。バッハの馴染深い曲だけでなく、いろんなお話が聴けるのが良かったです。しかし、最後の裏話=金額の話は必要だったかなと。少し生々しい気がしました。音楽の父バッハへの敬意が薄れてしまう気もします。でも、全体的には普段聴かれないようなクラシックの裏話を聴ける番組は非常に良いと思います。佐井さんがクラシック・ビギナーで誰もが抱くような疑問を投げかけているところ、またそれに答える山本事務局長のお話がわかりやすく聴きやすかったです。」

「中学生くらいの子だとちょうど音楽室に飾ってある作曲家たちで入門番組として聴いて、新しいクラシックファンを獲得するチャンスにもなるようなちょうど良い番組ですね。バッハの理解を深めるためにこの先の放送内容を少し先取りして、次につないでいく工夫というのもとても上手くできていて、毎週聴きたくなりました。」

「最初に作曲家の人となりをざっとさらい、人物像から作曲家に興味を持って臨めるのかなと。また、選曲も今回特にバッハということで有名な曲でみんなが聴いたことのある曲が多く、とっかかりとして入りやすいですよね。曲の長さも1曲3分前後という小学生・中学生くらいも聴いていて飽きない長さですね。複数曲聴けますし、ざっとさらえるという意味では、入門にぴったりな番組ですね。あとは、バランスがすごく良かった。山本さんの解説は入門者にわかりやすく、佐井さんの発言が“肩肘張らなくて良いのかな”と思えるのではないでしょうか。また、次回につなげる工夫というのも良いですね。時代的につながっていたりするとさらにおもしろいかもしれませんね。」

「非常に良い番組だと思います。おふたりともすごくゆっくり丁寧にお話されているのでクラシック番組としての雰囲気も出ていますし、時間帯も良いですよね。佐井さんの素朴な疑問、リスナーが抱くようなところをストレートに代弁してくれるというのは、佐井さんに対する親近感と同時にクラシックに対する距離感を縮めてくれる効果もあるように思いました。ひとつの番組の演出としても良いですね。最後の裏話はとても難しいですね。そこまで出来上がった雰囲気を裏話というとどうしても意外な反応を引き出そうとしてしまう。上手くハマれば良いのですが、逆の方向に行く可能性もあると思います。」

「ターゲットが中学生・高校生などのクラシックをあまり知らない若い人ということだと非常にわかりやすく良い番組だなと思った。また、少しクラシックを知っていると思いつつも何か新しいことを知りたいよね、改めて確認したいよねというスタンスで聴いている人にとっては、バッハのお金の話のような俗人的な話がもっともっと聴けた方が雑学として、興味を引くひとつの別の角度としてはおもしろいと思った。そう思うと、曲の長さが気になりますね。もっとトークを聴きたいので、曲にかぶせても良いんじゃないのかなと。朝のトーク中心の番組のような気がするので、頭のサビの部分はしっかり聴かせて、そこが終わったらBGM的に使いながら、ひとつの話題を3分くらいで終わらせて、次の話題に入る方が良いかもしれませんね。」などの意見が出されました。

審議内容は、番組関係者に伝達し、今後の番組改善の参考としています。

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