2012年3月度
エフエム愛知3月放送番組審議会が、去る3月13日、田中委員長をはじめ委員7名とエフエム愛知関係者が出席して開かれました。今回は、平成24年3月4日(日)午前7時00分〜午前8時55分にかけて放送された番組「サンデー・エクスプレス」を試聴し審議を行いました。

委員からは「内藤さんと矢野さんの組み合わせは良いなぁと思って聴いていました。矢野さんが情緒的な話し方をしますが、内藤さんはとてもパキパキとお話しされる感じで、矢野さんが情緒的に流れそうなところを取り戻して、他のリスナーの声とかを上手に取り込んで、番組全体として伝えていこうとする感じが内藤さんのおかげで保てていたように思います。矢野さんのお話は震災の問題ですから現場を見たからこそ、人と接したからこそのリアルな言葉で良かったように思います。ただ、2時間ずっと聴いていると、初めに企画の趣旨説明はあったのですが、矢野さんのお話がこういうエピソードがありました、こういう思いがありましたというリアルな話と、“私たちは忘れてはいけない"という抽象的な話の繰り返しなので、途中から番組を聴いた人にとっては、そもそも書展のことや、矢野さんがどういう意味でこういった取り組みをしているのかなど、矢野さんが書を通じて、人の思いを解放することをされているんだと思いますが、そういう癒しの意味みたいなことももう少し説明があった方が、ただ“忘れなければいいんだよ"と言われるよりは、私たちが傷ついた人とどう接すればいいのか、などのヒントになるように思いました。」

「矢野さんの書の活動は、矢野さんのスキルもあって良い視点かなと思います。フレーズとしては“忘れない"というのがありましたが、節目の時だけでなく、定期的に伝えるコーナーが少しでもあると良いのではないかと思います。定期的な意識喚起をしているというのが、radikoやリスモなどで全国的に聴けるのであれば、愛知県からそういう活動をしていますというのを東北の人に発信できるのではないかと思います。愛知の人にとっても、東北の人にとっても良いのではないかと思います。」

「どういうコンセプトの番組なのかというのは非常に難しいと思います。どこにも正解がない形だと思います。こういう番組は、たぶん手さぐり状態で、お話をする人たちなりのできる視点、しゃべれる視点、考えられる視点で一生懸命伝えようとするというスタイルと考えれば、きちんと伝わってくるものがある番組だと思いました。ただ矢野さんが現地でみてこられてこと、考えられたことを間接的に伝えるという事がメインになってしまっていますね。個人的には、できれば現地の人の本当の声というもの、例えば現地の書を書いた子どもたちの声から学ぶもの・感じ取れるものがなくてはいけないと思うので、手探り状態の中でも、そういう流れや思いがもう少しあると良いと思いました。」

「全体を聴いたわけではないのですが、こういうテーマをこの時期に各局がやられていることを予測しながらFM AICHIとして企画として作っているので、ビジネス的に考えた場合にこの話題をここで持ってくる差別化のポイントが重要になってくると思います。その差別化が矢野さんと内藤さんのお話ということなのかと思いましたけど、そういう意味では中身がしっかりしたトークが出来ているように思いました。ただちょっと長いように感じました。もう少し細切れにしても良いのかな、もう少し軽く、聴きやすさのためには、音楽を入れるようにした方が良いと思いました。少し重い話をしたら少しリラックスして音楽…という風にした方が良いと思いました。企画としては良いのではないかと思いました。震災の話になるとみなさんいろいろな思いがあると思います。“忘れない"で、対策をしっかりとし、歴史から学ぶことが大切だと思いました。」などの意見が出されました。

審議内容は、番組関係者に伝達し、今後の番組改善の参考としています。

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