2014年3月度
エフエム愛知3月放送番組審議会が、去る3月11日、田中委員長をはじめ委員5名とエフエム愛知関係者が出席して開かれました。今回は平成26年3月2日(日)19時00分〜19時30分にかけて放送された番組『民放ラジオ 統一キャンペーン「ラジオがやってくる!」』を試聴し審議を行いました。

委員からは、「学生にラジオの魅力を届けるという番組のコンセプトは非常に良いですね。ライブ感を大切にされた編集になっていますが、裏を返すと当事者ではないと入り込めないような番組にもなってしまうように思われます。第三者が聴いても楽しめるような演出がもう少しあると、もっと良い番組になると思いました。ただラジオに出たという思い出だけではなく、やはり“ラジオだからできたこと”という一工夫があると、ラジオ離れをしている若い世代に向けてよりアピールできるのではないでしょうか。」

「卒業記念として贈られた学生さんにとってはうれしいものだろうなと思います。とても記念になるし、ラジオに対する親近感がわいてくるので、参加された方に対してはとても良いキャンペーンだと思います。ただ、学生が具体的に実際に番組を作ってみてどんな反応があったのかだとか、ラジオが来てくれてどんなことが良かったとかラジオの魅力自体をメッセージとして伝えていくような構成にすると、またファンが増えるのではないのでしょうか。内容としては、聴いていて温かくなれる番組で良いと思いました。」

「1年の生徒たちのやりとりがとても楽しかったです。中学生もトークがとても上手なので、上手く引き出してあげられると、よりおもしろい番組になったと思いますね。ラジオなので、話している子たちの表情も見えないので、そういったところもフォローしながら伝えていけるといいですね。」

「今回のライブ音源は、とても聴きやすい且つライブ感のある良い音だったなと思いました。斉藤さんのメッセージも“卒業”というテーマにふさわしい内容になっていて、それを聴くだけでも意味があったなと感じました。ただ、前半部分の雰囲気と斉藤さんが登場した後の雰囲気が接続しているのかというと必ずしもそうではない感じもします。当事者も何度も聴けるし、他の方も何度も聴きたくなるような番組ができていくと良いですね。」

「FM AICHIとして学生に何ができるのかというところがもう少しリスナーに伝わるような作りになっていると良いのかなと。一方で、今回参加した学生やその家族などは一生懸命聴くとは思う。そこで、学校教育という現場を垣間見れたり、そこにある社会的問題や弊害にスポットを当てて、客観的にディスカッションするようなそういう番組に発展させてもおもしろいだろう。こういう企画はとても良いと思う。」などの意見が出されました。

審議内容は、番組関係者に伝達し、今後の番組改善の参考としています。

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