番組審議会レポート
2004年6月度
エフエム愛知6月放送番組審議会が、去る8日、田中委員長をはじめ委員7名とエフエム愛知関係者が出席して開かれました。今回は5月29日(土)19時30分から放送された特別番組「バック・トゥ・ザ・昭和〜昭和ブームの中に見えたもの〜」を試聴し、各委員からは、「アナウンサーも昭和30年代生まれで生の体験もあり、落ち着いた語り口で心地よく耳に入ってきた。」「昭和という時代については、様々な切り口が考えられる。今回あまり触れられていなかったが、アニメなどポップ・カルチャーの面から見るのも面白いのではないか。」「いろいろな人の話も聞けてよかったが、若い人たちが意外にしっかりした考えをもっていることがわかり、新鮮でもあり捨てたものじゃないと思った。」「制作者の着眼点がよかった。時代の流れや風といったものがうまく捉えられていた。」「番組では、地域コミュニティーや人と人との触れ合いが昭和30年代の特徴と捉えられていたが、その頃から失われ始め、かろうじて残っていたというのが実情ではなかったか。特徴としては、もう一つ前の時代のものだったと思う。」「たんたんと聴いてしまって、印象があまり残っていない。昭和が目ざしていたものを、もう少し感じさせて欲しかった。」「昭和30年代は、目標が容易に見つけられた時代、目の前に果実がぶら下がっていた時代、大人も子供も、それぞれが夢や希望をもって走ることができた時代だったと思う。それが今日にはないものではないだろうか?それをうまく伝えられると良かったのではないか。」などの意見が出されました。審議内容は、番組関係者に伝達し、今後の番組改善の参考としています。