第14回 『安全速度』


6月は、梅雨の時期です。雨の運転には、気をつけてほしいですね。

雨の日は視界が悪かったり、すべりやすかったりするので、いつもより車間をとったり、速度を落として運転してほしいですね。では質問です。「安全速度」をご存知ですか?

制限速度や法定速度ではなく、安全な速度。では、晴の日に車を運転していると、何を守って速度を出していますか?制限速度ですよね。
制限速度や法定速度というのは、道路に応じて出せる速度が決まっていて、皆さんも制限速度や法定速度にあわせて運転されていますね。
じゃあ先ほど「雨の日は速度を落として」と言いましたが、視界が悪かったり、すべりやすかったりして、事故を起こす可能性が高まるから速度を落とすのです。
では、安全速度は何キロでしょう?
実は、安全速度は具体的に決まってません。
晴、雨など、様々な天候があり、運転時すべて同じではありません。制限速度を守っていても、雨ふりでは事故を起こす可能性が高まります。だから、視界が悪くても的確に判断・操作する、またすべりにくくし事故を未然に防ぐ、そのため速度を落とす、そのスピードこそが安全速度なのです。
 天候だけではありません。例えば昼間でも周りに子供さんがたくさんいるような状況なら、制限速度でも危険ですよね。そのような場所を通過するのも安全速度!様々な状況で事故を回避できる速度、それが安全速度。運転時の状況は様々ですので、安全速度は決まっていないのです。