第11回 『手をつなごう』


今回は、「手をつなごう」がテーマです。
幼いお子さんと出歩くとき、特に駐車場内では手をつないでほしいと思います。

駐車場において小さなお子さんが車と接触する事故が、たびたび起きるのはご存知でしょうか?この事故原因のひとつとして上げられるのが、車の死角です。

死角といえば、以前トラックに乗って死角が多いというのがありましたね。
では、トラックより小さな乗用車でも死角があることはご存知ですかね?
斜め後は乗用車でも死角があるので、高速の合流等では、ミラーだけでなく合流側へ首をふったりして確認されますよね。さらに、後方の死角は最近バックカメラをつけている乗用車もありますので、バックのときはミラーと併用して確認できますよね。
では、高さによる死角は意識してますか?
左右ドアのガラスより下の部分や、タイヤの横あたり、ボンネットの先バンパーのあたりなんかは見えますか?
プリウスクラスでドアの上まで1mぐらい。我々大人が立っていれば、運転席から見えない訳ありません。ですが、幼いお子さんが同じように立っていたら…。お子さんだと見えない可能性がありますね。
駐車場でのお子さんとの事故では、死角による見落としが原因として多く上げられます。
それは、バックや斜め後という場所だけではないのです。
ドライバーから見えないお子さんを守るために「手をつなぐ」ということです。
「手をつなぐ」ことで、お互いが安心します。


幼いお子さんを連れて行くときには必ず手をつなぐ。場合によっては抱っこする。それは商業施設だけでなく、保育園や幼稚園の駐車場、自宅の駐車場でも一緒です。
幼いお子さんはどこへ行くかわかりません。また、ドライバーには見えないところがあります。手をつなぐことで、是非子どもを守ってください。
もちろん、ドライバーも駐車場内は慎重に運転して下さい。