第5回 『シュウチュウしなさい』


今回は「シュウチュウしなさい」のお話。

運転時、シュウチュウすることは大切ですよね。
では、突然ですが質問です。自動車が起こす事故で、一番多いのは何だと思いますか?

そう、追突事故です。では、どうすればそれを防ぐことができるか?

しっかり前を見る、あとは…車間距離をとる…といったことが重要になってきますね。

前回「水分補給の重要性」をお話しましたが、夏場、運転のポイントはそれだけではありません。夏の時期、夏バテにより、だるさを感じることはありませんか?
外と室内の温度差が大きかったりすると、自律神経のバランスが崩れたり、熱い夜は寝つきが悪く睡眠不足になりやすく、結果「夏バテ」になりやすいと言われています。

前回紹介した「熱中症」の状態じゃなくても、「夏バテ」でだるくて、ぼんやりしている、あるいは睡眠不足…というような状態で運転する。つまり集中力が低下しているということで、安全運転に影響が出てしまいます。

集中力が低下すると、しっかり前を見る力も衰えてしまうということです。
いつも通りの車間距離でも、ぼーっと前を見て運転していると、追突事故を起こす可能性が高まります。では、どうやって事故を防げばよいのでしょうか?

まず、体調管理。夏場は暑い外から涼しい部屋と、急激な温度変化に体がついていけずに体力が落ちます。体力が落ちれば集中力も低下する。そんな現状を知ってほしいと思います。
自身の集中力がいつもより低いと自覚し、いつもより車間距離をとれば、追突事故を起こす可能性は低くなる。これがポイントです。