第3回 『傘』


今回のテーマは「傘」。
6月には東海地方も梅雨入りしますが、皆さん濡れたくないですから傘をお使いになるのではないでしょうか。
 
さて、雨降りで運転していた場合、傘を差した歩行者が前にいるとすると昼間であればまず見逃さないですよね。
運転されている方は傘を差す歩行者を発見して、近くを安全に通行しようとしますよね。


一方で、歩行者側から見て、車が突然見えないところから突然出てきたら・・・。


前回はトラックにはドライバーが見えないところ、「死角」のお話をしましたが、
傘を差すと歩行者にも「死角」があります。
ドライバーからは見えていても歩行者からは見えていない。さらに雨降りは意外と色々な音もしますから、歩行者は車が接近していることに気付かない場合がある訳です。





たしかにドライバー側も気をつけなければなりませんが、歩行者側は車に気付いてませんから、思いがけない行動に出るかもしれない。目の前で歩道を歩いていた方が、突然道路を横断しようとするかもしれません。
傘を差す歩行者だけでなく、傘も無く慌てて走っている人や自転車、皆さん「濡れない」ようにすることに一生懸命になりますから、いつもより周囲への注意が怠りがちになるのです。雨降りは、思いがけない行動に出るということです。

雨の日は歩行者や自転車等の動きには、いつもより気をつける。横を通過する場合でも速度を落とし、いつもより距離をとって通過する。今回は、ここがポイントです。雨の夜はドライバー側も見にくくなりますから、さらに慎重に運転してください。