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2011/03/16 名古屋市立牧の原小学校のビオトープ作りの活動についてのリポート
今回は、名古屋市名東区の牧の原小学校で行われている活動について紹介します。

牧の原小学校は、東山公園と牧野ヶ池緑地の間にあって、
街の中でも自然を感じられる、そんな環境に恵まれています。
そんな牧の原小学校では、特に環境教育に力を入れているんですが、
その中でも番組では、「牧野ヶ池緑地マップ作り」と
「ビオトープ作り」の2つの活動をピックアップして、ご紹介しました。



以前にも紹介しましたが、「ビオトープ」とは、
生き物が生きていくために必要な環境のことで、
最近では、学校などをはじめ、各地で人工のビオトープが作られているんです。

牧の原小学校では、身近な自然の生物多様性を発見する取り組みとして、
「牧野ヶ池緑地」の生き物マップ、というのを作成しました。
これは、牧野ヶ池に住む鳥や虫、植物などを、
児童のみなさん自身が観察したデータを集めて作成したもので、
昨年10月の「COP10」でも発表されたものなんです。

そして、その「生き物マップ作り」をきっかけにして、
児童のみなさん自身の発案から、5年生が中心となって、ビオトープ作りの活動がスタート。
地元の皆さんの協力で、昨年末から今年にかけて、人工のビオトープが完成しました。



今回は、牧の原小学校の5年生の皆さんにお話を聞いてきました。
ビオトープ作りの感想や、牧野ヶ池緑地の思い出など、
自分の言葉でお話をしてくれたのが印象的でした。

牧野ヶ池緑地は、児童のみなさんにとっては本当に身近な池だそうで、
中で迷ったことがあるとか、モグラに噛まれたとか、
本当にたくさんのエピソードがあるんだそうです。

そんな牧野ヶ池緑地を見て、作ろうと思ったこのビオトープ。
牧野ヶ池緑地のように、野鳥や魚などが住み着ける場所にしたいということでした。
作業は冬の間に行われ、人工池の設置など、
本当に寒い中、児童の皆さんが率先して作業を頑張っていたんだそうです。
「友達と一緒にやると、大変なことも楽しく感じられる」というコメントが、
とても印象的でした。


まだまだ出来たばかりの、この牧の原小学校の手作りビオトープ。
これから児童の皆さんの手で、どんなビオトープになっていくのか、とても楽しみです。