2019年4月度
エフエム愛知4月放送番組審議会が、去る4月9日、後藤委員長をはじめ委員5名とエフエム愛知関係者が出席して開かれました。今回は平成31年4月3日(水)26時30分~27時00分に放送された番組「TIME STRIPPER」を試聴し、審議を行いました。


委員からは、「リスナーターゲットは歌謡曲ファンという事で、選曲が攻めているなと感じました。 パーソナリティのRYOさんのノラ・ジョーンズの弾き語りも良かったです。選曲が60年、70年代の、大らかな時代のアダルトな曲だった一方で、曲に対するトークが、理解しているのか、興味が無いのか、一般論に終始してしまっていたのが残念でした。別の曲を選んだ時も聴いてみたいなと思いました。」

「歌謡曲を新鮮な気持ちで聴けたので、耳が豊かになったというか、響きもリズムも良く、歌謡曲って本当に素敵なんだな、というのを感じました。最近だと、平成を振り返る歌番組というのが放送していますが、昔の曲をきちんと聴ける機会がある、という事は良いと思います。60年代、70年代ファッションが、近年トレンドになっている等、古き良きレトロというジャンルが、新しいトレンドとして若い世代に受け入れられている傾向があるので、歌謡曲ファンをターゲットにした番組ではあるんですが、新しい世代に対して、新しいもの、というジャンルで、若い方が聴いている時間帯に移行すると、古き良きものを、未来の世代に語り継ぐきっかけにもなるのでは、と思いました。アーティストさんの生歌がライブ感たっぷりに聴けるのは、ラジオの醍醐味だと思って、すごく聴きごたえのあるライブだと思いました。」

「RYOさんの語り口は20歳らしい、初々しい可愛らしい声、でもたまにちょっと大人な、深い事を言っていて、RYOさんと同世代の20歳ぐらいの方が聴いていても心地良いと思いますし、歌謡曲をリアルタイムに聴いていた方にも、聴きやすい番組なのかなと思いました。彼女が素敵な可愛い声で、渋い歌の曲紹介をする事で、60年代の曲が1周回って新しく、オシャレな感じに聞こえるな、と感じ、面白いなと思いました。彼女自身の歌謡曲が好きだ、という愛が伝わってくるので、好感が持てましたし、こういう昔の曲もカラオケとかで歌いたいなと思えるような番組だと思いました。」

「深夜の2時30分から3時の番組なので、この時間はどんな方が聴いているのか、リスナー層として想定しているところと実際に聴いている方と、どれぐらいギャップがあるのか、というのは気になりました。序盤は、RYOさんのトークがたどたどしいなと思っていましたが、エンジンがかかるとトークが滑らかになってくる、という印象を受けたのと、それ以上に彼女の弾き語りが刺さりまして、歌も上手ですし、ギターも上手いし、本当に良いアーティストになっていく、という感じがしました。MCとしては、もう少し知識というか、事前の準備について、本人が準備するのか、事前に打ち合わせをするものなのか、もう少しやった方が良いと思います。色々言いましたが、率直に、面白い番組だと思いました。」

「RYOさんは声に透明感があって、良い意味でバランスが悪いところが、心地良く感じました。若いけれど、大人な感じがする、あるいは、古さの中にオリジナルテイストを加えて、新しいものを感じさせながら表現する、そういう空気を作るのが上手な方だと思うので、今は深夜帯なのかもしれませんが、深夜ではない時間帯でも、十分に成立する番組だと思います。細かいところでは、若干サ行に特徴があるというか、それは本人らしさ、という事だと思いますが、途中でペーパーノイズが入っていて、特に、ああいうトーンで深夜で、静かなところでゆっくり聴く事を考えると、ペーパーノイズは気になるなと思います。歌も上手でしたので、RYOさんがどういう曲を作られるのかな、というのは自然に、色んなリスナーの方が思われる事と思いますので、本人の作った曲を聴いてみたい、と思いました。」

などの意見が出されました。



審議内容は、関係者に伝達し、今後の番組改善の参考としています。

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