ガンプラは「家族を繋ぐ物語」

【左】ジュニアコース:シンガポール代表 ムン ヤン ティン シャーメンさんの作品「M.Y.T.S Doll Sarah(Rider Mode)」【右】オープンコース:中国代表 ショウ チュウシュンさんの作品「Dream」(C)創通・サンライズ
 東京・お台場のガンダムベース東京で8日、『ガンプラビルダーズワールドカップ2019(ガンプラW杯)』の世界大会決勝戦表彰式が行われ、15歳以上が対象のオープンコースで中国代表のショウ チュウシュンさん(29歳)の作品「Dream」が、14歳以下が対象のジュニアコースでは、シンガポール代表のムン ヤン ティン シャーメンさん(12歳)の作品「M.Y.T.S Doll Sarah(Rider Mode)」が世界一の栄誉に輝いた。ORICON NEWS編集部では、喜びを噛みしめる2人から受賞のコメントをもらった。

 まず、“ガンプラ”への情熱がどこから生まれたのか聞くと、ショウさんは「ガンプラはユニークな日本のカルチャーだと思います」と率直な感想を吐露。そして、「私にとってガンプラ制作の原動力は、日本と中国の“カルチャーの融合”です」と、それぞれのガンプラ文化を作品に反映させることが“情熱のカギ”だと説明してくれた。

 一方のムンさんは、ガンプラとの出会いは「父親の影響だった」とコメント。もともと父親が制作している姿を見てガンプラへの興味を持ったのだそう。父親もガンプラの大会に入賞しようと努力していたが目的は叶わず、「私がお父さんの代わりに、と思い頑張りました。なので、今回の結果には驚いています」と、親子の悲願であったことを明かした。

 次回大会への参加を聞くと、ムンさんは「学業などの兼ね合いになるけれど、おそらく参加します」と回答。ショウさんは「費用と時間がかかったので、少し考えます(苦笑)」と話し、“世界一”を獲得するための苦労を感じさせた。

 このように、多大な労力が求められるガンプラ制作だが、ほとんどの人は家で作業をするため“家族の理解”は必須。日本のモデラーからも「家族の理解を得るのが大変」という声はよく聞く。実際、7歳からガンプラを始めたというショウさんも、中学生の頃は親に反対されたのだという。「高校の頃から塗装などに凝りだしたタイミングで、親からは黙認されるようになりました」と、モデラーならではの“あるある”も披露。そして、その後は家族にも応援されるようになり、今回の受賞は一緒になって喜んでくれたのだそう。

 父親のガンプラ制作の背中を見て育ったムンさんは、「同じ“モノづくり”をすることで一緒の時間が増えました」と笑顔。以前は、制作したガンプラを他人に見せようとしなかった父親に対して「大会に出よう」と後押ししていたが、今は逆の立場となり、自分のガンプラ制作を家族が支えてくれていると語った。

(C)創通・サンライズ

(提供:オリコン)


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