「ジブリパーク」ポスター&ロゴ

愛知県長久手市の愛・地球博記念公園に整備される『ジブリパーク』ポスター「力を尽くして、いざ。」(書・鈴木敏夫)
 愛知県庁で5月31日、『ジブリパーク』についての合同会見が行われ、大村秀章愛知県知事、中日新聞社の大島宇一郎代表取締役社長、スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏が出席した。ジブリパーク整備の概要とともに、3者がジブリパークの整備及び管理運営について連携・協力する基本合意書を締結したことを発表。『ジブリパーク』のポスターならびにロゴデザインが初公開された。

 『ジブリパーク』は、同県長久手市にある愛・地球博記念公園の一画を、スタジオジブリ作品の世界観を取り入れて整備するというもの。会見では、まず大村知事より、ジブリパークを整備するにあたっての基本方針、管理運営手法、これまでの経緯、施設整備スケジュールなどの説明があった。

 「青春の丘エリア」、「ジブリの大倉庫エリア」、「どんどこ森エリア」は、2022年秋の開業を、「もののけの里エリア」、「魔女の谷エリア」はその約1年後をそれぞれ目指している。

 鈴木プロデューサーは「大村知事に口説かれた」とあいさつ。『ジブリパーク』の整備を「結婚」にたとえ、「今回の合意書はある種“結納”、運営するというのは“結婚する”ということ、ならば今日の気持ちは“マリッジブルー”かなと思いました。結納を交わしてその場から逃げたくなる。でも、今日来ました。来たからには前向きに取り組んでいきたいと思います」と、敏夫節を利かせた。

 ポスターについては、「実際に現地(愛・地球博記念公園)を歩いて『広いな、大きいな』と思いました。広さを目の当たりにして『大変だな』とも思いました。その日(同行カメラマンが)撮った写真を簡易なポスターにしました」と解説。ロゴは「『ジブリ』は宮崎駿が描いたもの。作ったのはずいぶん前なので、『パーク』は僕が真似をして書き足しました。ジブリは家内制工業なんですよ」と明かした。

 さらに鈴木プロデューサーは、『となりのトトロ』や『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』などの生みの親、宮崎駿氏は新作映画を制作中だが、「人が何かやっていると放っておけないものすごくお節介ジジイなんです」と暴露し、「ジブリパークの構想に関しても、実際には宮崎吾朗という彼の長男が一生懸命頑張ってやっているんですけれど、それをあたかく見守る人ではありません」と、宮崎駿氏の様子を明かした。

 宮崎吾朗氏は、『ゲド戦記』『コクリコ坂から』『山賊の娘ローニャ』のアニメーション監督としても知られるが、それ以前は建設コンサルタント・環境デザイナーとして公園緑地や都市緑化などの計画・設計に従事し、『三鷹の森ジブリ美術館』の総合デザインも手がけた実績がある。

 会見後、記者に囲まれた鈴木プロデューサーは「長久手の自然の地形的な美しさは活かしたい」と加え、「野外上映などは考えているのか?」という質問に対しては「本当はいろいろプランがあるけど、発表は(パーク開園が)近くなってから」と期待をあおる言葉も飛び出した。さらに、ロゴに込めた思いとして「ジブリらしくあろう、それ以外にない」と語っていた。

 今回、締結された基本合意書により、愛知県は事業主体としてジブリパークに必要な整備を県の公園事業として行い、スタジオジブリが整備に不可欠なデザイン作成、事業全体の企画監修を行うこと、管理運営面ではスタジオジブリと中日新聞社の両者が出資する運営会社を設立し、運営にあたる。

 中日新聞は2015年に『第32回全国都市緑化あいちフェア』において『ジブリの大博覧会』と『思い出のマーニー×種田陽平展』を愛・地球博記念公園内で開催した実績があり、ジブリの世界観への造詣・理解が深く、また『スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展』を共催するなどの豊富なイベント運営実績から、運営面でのパートナーとして迎え入れられた。
 
 中日新聞社の大島社長は「慣れ親しんだ場所での素敵な構想に我々も加えていただくことになり光栄。多方面に渡る事業で培ったノウハウを活かし、心の底から楽しんでもらう空間作りに全力であたりたい」と意気込みを語っていた。

(提供:オリコン)




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