K-POP市場、世界的グループの活躍で隆盛

K-POP 盤種別売上実績推移
 オリコン・リサーチがエンタメ市場レポート『ORICON エンタメ・マーケット白書2018』を発表した。これによると音楽ソフト、映像ソフトともに前年比増を記録。なかでもK-POP 市場の急拡大が目立つ結果となった。

◆市場規模は過去最高を記録層の厚みですそ野が広がる

 同レポートによると、音楽ソフトは前年比6.4%増となる2854.8億円、映像ソフトは同3.6%増の2174.1億円となった。音楽ソフト、映像ソフトともにけん引したのは昨年引退した安室奈美恵さん関連作品をはじめとする人気アーティストの音楽ビデオで、前年比では43.2%増と前年実績を大きく上回る結果に。こうした映像商品への需要は本年も引き続き期待できそうだ。

 また、注目されるのがK-POP市場の急成長だ。2018年のK-POP市場の推定総売上金額は274.5億円(前年比56.4%増)となり、過去最高を記録。10年にKARAや少女時代が日本デビューして以降、一気に売上規模が拡大し、11年には265.8億円を記録したが、それ以降は漸減を続け、15年には165.1億円と11年の約6割程度にまで市場は縮小していた。

 回復のきっかけとして挙げられるのは、17年のBTS(防弾少年団)のユニバーサル ミュージック「Def Jam Recordings」への移籍、韓国音楽シーンでナンバー1人気のTWICEの日本デビューだろう。前者は移籍第1弾シングル「血、汗、涙」で初週売上23.9万枚を売り上げ、5月にはビルボード・ミュージック・アワードの「トップソーシャルアーティスト賞」を受賞して、世界的な認知を高めていき、それと比例するように国内での売上も伸長していった。後者は6月に発表したベストアルバム『♯TWICE』が初週売上13.1万枚と好調な滑り出しを見せ、以降も人気・売上ともに高い水準を保っている。

◆18年秋にはアイドルグループIZ*ONEも結成

 この2組がけん引する形で、18年のK-POP市場規模はさらに膨らんだ。韓国出身アーティストのトータルセールス1位となったBTS(防弾少年団)の総売上金額は54.7億円と前年の2倍に拡大、2位のTWICEも38.5億円で前年の2倍以上に伸長している。18年に日本デビューしたSEVENTEENや韓国の公開オーディション番組の合格者で結成されたWanna Oneの活躍に加え、兵役から復帰した東方神起やジェジュンらの活動再開、日本での活動を本格化させるアイドルの急増によって、アーティスト層に厚みが出ていることがその要因だ。

 18年秋には韓国とAKB48グループのメンバーによるアイドルグループ・IZ*ONEも結成された。今後のK-POP 市場にどんな影響を与えていくのか注目が集まっている。

(提供:オリコン)




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