2015/2/26 大高菜
名古屋市緑区大高地区に江戸時代から伝わる野菜「大高菜」をご存知でしょうか?葉の形はギザギザで、癖のない味で、お正月のお雑煮の具材に使ったりします。

大高菜は、江戸時代末期のこの地方の名勝や名産などを描いた「尾張名所図会」に特産品として紹介されたり、古くからこの地の特産として愛された野菜ですが、他のアブラナ科と混ざりやすいため、 同じ種類の植物の花粉が飛んでこない場所で栽培する必要があり、一般流通はほぼなく、旬の時期に地元のスーパーでわずかに販売されるだけなのです。

そのため、イタリアに本部のある国際的なNPO「スローフード協会」が2010年、おいしい食材で絶滅の恐れがある在来種を守るプロジェクト「味の箱船」に認定しました。

「味の箱船」には世界で800品目以上が認定され、日本では美濃加茂市の堂上蜂屋柿、宮城の余目ねぎ、長野県のざざ虫など全部で39種類が認定されています。

古くから伝わる愛知の伝統野菜である大高菜を絶滅の危機から救い出そうと、名古屋市緑区が大高菜のPRに力を入れ、種を無料配布したりしています。

去年11月には、地域のフリーペーパーやパン屋さん、緑区役所が協力して緑区役所で栽培した大高菜を練り込んだパンを販売。大好評だったそうで、これをきっかけにまだまだ新商品が登場するようです。

貴重な愛知の伝統野菜、大高菜。まずは食べて、知って、そして秋にはアナタが育ててみませんか?
2015/2/12 豊川稲荷
日本三大稲荷の一つ、豊川稲荷の「法堂」が、改修工事のため解体されるそうです。

豊川稲荷の正式名は「豊川閣妙厳寺」。その法堂は禅宗の本堂のことで、1441年に創立された妙厳寺の中心となる建物です。正面には「妙厳禅寺」と 書かれた額が掛かり、堂内には本尊である千手観世音菩薩像が安置されています。

江戸時代には、名町奉行であった大岡越前守忠相などの武士や文人の信仰を集め、庶民の間では、商売繁盛、家内安全、福徳開運の神として信仰が広まりました。

木造の瓦葺きの平屋で、広さは客殿を含めると約3000㎡。信仰のあつかった戦国武将「今川義元」の位牌も収められている「豊川稲荷の法堂」。梁の一部が折れるなどの劣化や耐震上の問題もあり、解体・改修することになったそうです。

新客殿は、景観を損なわないよう配慮して工事を進めるそうで、完成予定は11月の半ば。1800年代に一度改修された豊川稲荷の「法堂」は、この先100年、200年と受け継がれるように木造から鉄骨瓦ぶきの2階建てになります。

歴史ある本堂の姿はもう見る事は出来ませんが、新しい時代が始まろうとしています。
2015/2/5 名鉄ホール
名古屋鉄道グループの名鉄百貨店が運営する老舗劇場「名鉄ホール」は「御園座」「中日劇場」と並ぶ、愛知県の三大劇場。その「名鉄ホール」が来月、3月末にその運営を終了します。



名古屋駅前に位置する名鉄ホールは、名鉄百貨店10階に4億5000万円という、巨額の工費を投じ、百貨店の8〜10階を吹き抜けにした、約1000人収容の劇場として昭和32年7月にオープン。地下を走る名鉄電車の振動が舞台に響かないようゴムのクッションを入れた浮き構造になっていて、音の反響がとても良く、会場内の照明は、蛍光灯が調光出来る日本初の劇場でした。

昭和33年には宝塚歌劇のこけら落とし公演が行われ、昭和40年には名古屋で最初のブロードウェイミュージカルの上演や日本初上演の舞台、名鉄ホールで旗揚げした劇団や公演も多く文化の拠点として日本を代表する老舗劇場となりました。

平成19年秋からは、貸ホールとしての運営を開始。名古屋駅を降りて徒歩3分という利便性からコンサート、演劇、落語、講演会、ミュージカルなど、幅広く上演されました。

そんな名鉄ホールが3月末を持って営業を終了する理由は「老朽化」。照明や音響、舞台などの設備の更新には2億円以上が必要となり費用の回収の目処が立たないため閉館することが決まったそうです。

4月以降は、名鉄グループの株主総会や入社式など社内行事で利用されるとのこと。
名鉄は2027年のリニア中央新幹線開業に向け、
建て替えなど名駅周辺の再開発を計画していますが、
再開発後に劇場が出来るかどうかはまだ未定だとか。

1957年の開館から約58年。その歴史に幕を下ろしして欲しくないというファンや出演者など大勢いるようですが…復活を祈るばかり。今のところ、閉館の最終公演は○○を予定しているそうです。最後に、久しぶりに劇場に足を運んでみてはいかがですか?
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