2014/9/25 彼岸花
1943年、29歳という若さでこの世を去った愛知県半田市出身の新美南吉の代表作、童話「ごんぎつね」の舞台である「矢勝川」が今、彼岸花で赤く染まっています。

半田池を水源とすする矢勝川は、岩滑新田(やなべしんでん)と岩滑の町の北側を流れ、阿久比川に注ぐことから背戸川、つまり「裏の川」と呼ばれ、地元で親しまれている場所です。
ちなみに矢勝川は、新美南吉の童話「ごん狐」では、「川で魚を捕っている兵十の捕った魚をいたずら好きな子狐のゴンが逃がしてしまった」という、あの川です。

矢勝川の堤防の彼岸花は平成2年から「ヒガンバナ百万本計画」の元、進められた取り組みで、その結果、毎年9月下旬から10月初旬にかけて約200万本の彼岸花が咲き乱れます。

そして同時に「ごんの秋まつり」も開催され、連日多くの観光客で賑わいをみせています。今年ももう始まっていますよ。10月5日までです。新美南吉もよく散策したといわれる矢勝川で、彼岸花を愛でながら秋の日和をお楽しみください。
2014/9/18 名駅
突然ですが、一日に約50人が迷子になる場所とはどこでしょう?

正解は「名古屋駅」です。名古屋駅の愛知県警鉄道警察隊の詰め所では、道を訪ねる観光客が、多い日には50人以上になるとか。特にJRから私鉄に向かう時に迷ってしまう方が多いんだそうです。

それもそのはず、名古屋駅は9つの路線のホームや改札が複雑に入り組み、1日に100万人以上が乗り降りするそうです。

そもそも名古屋駅は、東海道新幹線が開通する3年前の1886年に、現在の場所よりも200mほど南にあったとか。利用者が増えるにつれ、改築の声が高まり、1937年に新駅舎が完成。名古屋駅は「東洋一」とうたわれました。

その後、近鉄線、名鉄線が相次ぎ乗り入れ、1957年には地下鉄東山戦も開通。1964年に東海道新幹線が開通した時に、さらに4本のホームも増設されました。

少しずつ巨大化していった名古屋駅は、迷路化し、私鉄同士に距離があるので、乗り継ぐ時間がかかってしまい、その結果、迷子が増えるという事態になってしまったとか。

そこで名古屋市は「名古屋駅周辺まちづくり構想案」を公表。2027年のリニア中央新幹線の開業時にはさらに国内外からの多くの人が訪れるので「中部国際空港」をモデルとした利便性の高い駅にする為に構想しているとか。各線のホームが見渡せ、乗り換えを円滑にするための動く歩道なども取り入れ、私鉄の乗り換え時間の短縮に繋がる計画だそうですよ。

ただ、計画はまだまだ素案の段階で、今後の問題は「地権者」である鉄道各社の対応です。利害調整が円滑に進めば、大人はもちろんですが、迷子になって泣いてしまう「子供」も減るかもしれません。なんとか、大人の皆さんに、前向きな議論をお願いしたいですね。
2014/9/11 食用菊
3月は桃の節句、5月の端午の節句は菖蒲、9月は菊の節句「重陽」です。

菊といえば、観賞用だけではなく、食べたりします。元々は中国から入ってきた文化ですが、日本では平安時代から菊のお酒を飲む習慣があったとか。現在では、お刺身に添えられている事が多いですよね。

食用小菊は、日本のシェア9割が愛知県産です。主に豊橋で栽培され、その歴史は1964年(昭和39年頃)から始まり、1968年(昭和43年)に豊橋温室園芸農業協同組合「菊花部会」が発足。それと同時に出荷も始まりました。

今ではほとんどがハウス栽培されていますが、収穫からパック詰め、そして全国へと出荷されます。

最近ではプラスチックの小菊などもありますが、食用の小菊は、れっきとした「食用」。例えば、お刺身に添えられている食用小菊は、花びらをちぎって、醤油にちらし、絡めていただいてください。

食用の菊は、殺菌効果があるとされ、お刺身の生臭さを消してくれる消臭効果やなんとも鮮やかな黄色は料理を引き立てることもしてくれますよ。

菊の節句「重陽」は過ぎてしまいましたが、中国では「不老長寿の薬」とされた菊の花を添えたお食事で、敬老の日をお祝いなさってみてはいかがですか?
2014/9/4 笠寺ミツバチ
名古屋市南区笠寺で今、ミツバチが町の活性化に一役買っているのをご存知でしょうか?その名も「笠寺ミツバチ&BeeGardenプロジェクト」


笠寺観音の門前町として活気のあった笠寺は大型スーパーの出店や世代交代などで、商店街は約半分が閉店。このままではいけない!と笠寺を盛り上げる為に始まったそうです。

商店街に花壇をすえ、3つの巣箱を設置。
約6万匹のミツバチを飼育しています。

初夏から秋口にはミツバチの活動も活発で、蜜を集める為の草花も足りないほどだとか。

それでもプロジェクト1年目には冬の寒さに耐えきれず全滅。2年目には巣箱にダニが発生し、食用には適さず…。生き物とともに活性化を目指すプロジェクトは困難を極めたようです。

このプロジェクトで生まれたハチミツは「観音はちみつ」と名付けられ、商店街でのイベントに登場するそうですよ。

ミツバチと人間の力を合わせた町の活性化プロジェクトは都市と自然環境との共生という大きなテーマを掲げていますが、小さいながらもたくさんの花を咲かせてくれるでしょう。

あなたも、甘い蜜を求めて、笠寺町にお出掛けになってはいかがでしょうか?
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