2014/8/28 758 Morning Blend
60周年を迎えた「名古屋テレビ塔」では、名古屋工業大学 伊藤孝紀研究室とLandscape Music Designが名古屋テレビ塔を名古屋のシンボルタワーとしてより多くの人々に周知されるようなイベントや町づくりの仕掛けとなる社会実験を行っています。


その一環として名古屋をイメージする珈琲の味を探るプロジェクトが現在行われています。
その名も「758 Morning Blend」

名古屋地域の方の「名古屋らしい珈琲」についての意識調査を実施。名古屋市東区泉に本店がある創業63年の老舗珈琲店「イトウコーヒー」が協力し、名古屋工業大学の学生さんなどの意見も取り入れられ、古くから名古屋で愛されている3種類の珈琲を試飲。
アンケート集計結果をもとにブレンドを調整し、「名古屋らしい珈琲」がついに完成するそうです。

ちなみにアンケートで寄せられた「名古屋らしい珈琲」のイメージは「味が濃く、苦みが強く、深いコクがある」、そして「色が濃いもの」だったそうで、特に若い世代は「酸味は少ない方がいい」という意見や女性からは「後味スッキリ」の意見もあったとか。

これらの意見を総合し、「色も味も濃く、苦みがありコクが深い。なおかつ後味がスッキリ」のブレンドが出来上がったそうです!

その「758 Morning Blend」を召し上がってみませんか?今週末8月30日(土)に名古屋テレビ塔の展望台スペースで開催される「Landscape Music Cafe」から販売が始まるそうですよ。ぜひお出掛けください。
2014/8/21 起音頭
野口雨情という人物をご存知でしょうか?明治後期から昭和初期にかけて、作詞家、詩人として活躍。北原白秋や西条八十とともに童謡界の三大詩人の一人とされます。

野口雨情は、外国文化の流入で、廃れ行く日本の民謡を復旧させようと、各地を訪ね、地域の特性を綴った詩を多数つくりました。その数、全国に426曲。そのうち愛知県は24曲と最も多く、半数以上が尾張地方だそうです。

その数々の民謡の中の「起音頭」は大正時代から毛織物の産地として栄えた一宮西部の起地区の風情を詞にした民謡です。

 ♪見せてやりたや ノーナントショ 起の町をよ はたの織る音 
   たえやせぬ たえやせぬ カラリ チャカラカ カラリトントン♪

 
各地から集まる労働者でにぎわう町で、盆踊りの定番曲となったそうです。しかし1970年代に不況に陥り、閉鎖する工場が続出。労働者も減り、盆踊り大会も開かれなくなりました。

ところが、「町にもう一度にぎわいを」と一宮西部の起地区で13年ぶりに盆踊りが開催されます。先日、機織器の動きを表現する振り付けを小学生から80代まで、練習も行ったそうです。盆踊り大会は8月23日夕方6時から、一宮市の福祉施設「起つどいの里」で行われます。威勢のいい「起音頭」で、当時の労働者達を慰めてみてはいかがでしょうか?
2014/8/14 乗本万燈
乗本万燈(のりもとまんどう)は毎年8月15日の夜に愛知県新城市乗本本久地区にある万灯山で行われる火祭りです。1965年に愛知県の無形民俗文化財に指定されています。

毎年8月15日夜、本久地区に住む男子が、白パンツにさらしを巻き、万灯山に登り、笛や鉦のお囃子にのせて「マンド、マンド、ヨーイヨイ」という掛け声をあげながら頭上で、麦で出来た万灯に火をつけた紐を振りまわします。

この奇祭と呼ばれる行事は、盆の精霊を送り、民に災いをもたらす悪霊を鎮めると言われている他に、長篠の戦いの戦没者を供養するとも言われています。というのも、天正三年(1575年)に起こった長篠・設楽ヶ原の戦いの後、戦死者を葬った塚から大量の蜂が発生し、近隣の住民を悩せました。人々は戦死者の祟りだと考え、供養として松明をつけて回るようになったのがそもそもの始まりとも考えられています。

太平洋戦争中の男手が少なかった時代にも続けられた乗本万燈。若者達が火の粉を散らしながら万灯を振り回す姿は迫力満点だそうですよ。ただし、この日、万灯山の山頂は女人禁制です。男同士で、度胸試しにお出掛けになってみてください。
2014/8/7 三河仏壇
今日の仏壇、仏具製造の基礎は、江戸時代中期に檀家制度が確立され、各家庭に仏壇が普及するようになったことが始まりとされています。
三河仏壇は、元禄17年(1704年)矢作川の水運を利用して運ばれた良質のマツ、スギ、ヒノキを使い、三河の北にある猿投山麓(さるげさんろく)で採れた漆をつかったのが始まりといわれています。
このように、木材と塗料の両方を手に入れることができた三河は、幕末から明治時代にかけて三河仏壇の産地となりました。

精巧な彫刻などが施されている三河仏壇は、大工仕事をするような木地師、屋根を作る宮殿師、組み立てをする組立師、金の絵を描く蒔絵師、金箔を貼る箔押師、金物を作る錺金具師、漆塗りをする塗師、彫刻をする彫刻師、この8 名で、半年〜1年かけて一つの仏壇を作り上げます。
三河地方では仏壇は押入れに安置する習慣だったので、押入れに合わせた高さ、奥行、幅で、毎日拝みやすいように台が低く、寺院の豪華さを表現した「うねり長押」作りなど、いかに豪華に見せ、なおかつ拝みやすくするか工夫が凝らされているそうです。

最近では、その伝統的な技術を生かし、海外などで新しい展開もされている三河仏壇。今年のお盆に仏壇に向かう機会がありましたら、手を合わせつつ、その巧みの技術にも注目してみてください。
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